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治療と生活

感染がわかったらその後の生活は…?

感染が分かったら その後の生活はどうなるのでしょうか・・・?
現在の医療では、体内からHIV(エイズウイルス)を完全に排除することはできません。
しかし、治療法はとても進歩しており、HIVに感染してもエイズ発症を抑えることができるようになっています。ひと昔前は、死に直結する病気ととらえられていましたが、状況はずいぶん変化しています。

しっかり治療に向き合うことが重要です

薬を決められた時間にきちんと飲むなど、しっかり治療に向き合うことができれば、他の慢性疾患と同様、健康を回復したり維持したりすることができるようになっています。

HIV感染症の治療は、HIV(エイズウイルス)の増殖をおさえる、「抗HIV療法」が主なものとなります。

必ずしも、すぐに治療が始まるわけではなく、定期的な検査で、
HIVのウイルス量・CD4陽性細胞数・その他の健康状態などを総合的にみて、治療開始のタイミングをはかります。

とても大まかな説明ですが、HIVのウイルス量が増え、CD4陽性細胞数がある一定ラインを下回ってくると、治療を始めます。
抗HIV薬の服用を始めることにより、HIVの増殖をおさえてウイルス量を減らしていきます。
ウイルス量が減ってくると、CD4陽性細胞数も増え、体の免疫力が回復します。

なお、治療法の進歩により、効き方の異なる複数の抗HIV薬を、1日に1〜2回、1回で2〜4錠 飲むだけでよくなってきています。
ただし、薬は決められた時間に正しく飲む必要があります。
薬の飲み忘れが続くと、HIVはその薬が効かない耐性ウイルスとなり、治療が困難になることがあるので注意が必要です。

このように、HIV感染症の治療は継続して行なうことが大切ですが、長い期間治療を続けていくうちに、薬の副作用や生活環境の変化など、様々な問題に出会います。医師に任せきりではなく、自分の生活パターンなどを考慮し、自分自身が積極的に治療方針の決定に関わることも大切です。

今までの生活はどうなるの・・・?

HIVに感染したことがわかっても、今までの生活を急に変える必要はありません。

なお、HIVに感染しても、名前や住所など個人を特定できる情報が国などに報告されることはありません。(感染症に関する法律に基づき、医療機関から 年齢・性別・都道府県・推定される感染原因など が報告されます)
直接的に個人情報を扱うことになる ・医療従事者 ・助成制度利用の際の自治体職員 ・健康保険事務を取り扱う職員 などは 各種法律により守秘義務があり、プライバシーは厳重に保護されます。

経済的な面も気になりますが、またHIV感染症の治療が始まると、様々な助成制度を利用することによって、医療費の自己負担額を減らすことができます。